タイ 車の購入 TOYOTAで新車を買いました!

生活

バンコクは、BTS、MRTといった鉄道、私の住むチャオプラヤ川一帯ではボートによる交通網が発達しています。

また、バンコクは渋滞がひどいとか運転が荒いとか、あまり車の運転環境はよくありません。

しかし私は日本では、出勤、買い物、ゴルフと毎日のように車を使用しておりましたので、バンコクに住んでも、いつでも自由に遠出したいと思い、車を購入することにしました。

購入して実際に運転してみると、渋滞はあるものの、東京と比較してどうかと言えば、それほど大きな違いはなく、バンコクは大都会なので、むしろ当然であると思えてきて、むしろその利便性から今や車なしの生活は考えられなくなっています。

ただ、購入に際しては、日本との違いが多々ありました。

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特に驚いたのは、英語が通じないことでした。バンコクは病院、銀行でもジャパンデスクがあり、日本語が通じます。

TOYOTAのディーラーであれば、当然日本語での対応を期待していたのですが、それどころか英語が話せる従業員がいなく、元ホテルマンあがりの営業担当が片言の英語を話せるだけでした。

Goolgle翻訳とLineとの組み合わせにより、何とか彼を通じてコミュニケーションを取り、最終的に納車までこぎつけました。

探せば、スクンビットあたりのTOYOTAであれば、少なくとも英語くらいは通じるディーラーがあるとは思いますが、急いでいたのと、当時借りていたサービスアパートメントから近いという利便性からこのディーラーを選びました。

このページでは、その過程を実体験に基づきながらお話します。

購入の流れ

申し込み

私は、東京から移住してきて、日本人が多く住むスクンビットエリアではなく、チョンノンシーという日本人街からは、少し離れたエリアに仮住まいとしてサービスアパートメントを借りました。

車はTOYOTA車と決めていましたので、Google Mapsで検索して、アパートメントからGrabで15分くらいの距離にあるTOYOTA K. MORTORSというディーラーにアポイントなしで行き、購入手続きをしました。

なぜアポなしかというと、電話をしてもタイ語しか使えず、まったくアポの取りようもなかったからです。

到着すると、ちょっと違和感を感じたのは、多分タイ語の話せない日本人が来たのは、初めてだったのだと思いますが、まず受付がかなり困惑していたからです。

そこで英語片言の元ホテルマンの営業が担当となり、購入手続きを始めました。

今思えば、営業トークもなし、値段交渉もなしなので販売それ自体は、簡単ないい客だったと思います。

基本的には、写真の「INNOVA ZENIX」を購入することに決めていました。

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理由としては下記の通りです。

  • 日本で販売していないSUVで、タイで新しくローンチされる車種で、新鮮味があること。
  • 価格的にもすでにSUVとしてはポピュラーな「Fortuner」よりも安く、室内もブラックとブラウンのレザーで高級感があること。
    特に後ろの座席は2人分のキャプテンシートで、電動のフットレストもついています。
  • 最大7人乗りなので、ゴルフやショッピング、家族や友人の送り迎え等、問題なくこなせます。
  • なぜSUVかということについては、私見ですが、大きい車の方が、車庫入れは難しいが、安全性があるのではないかと考えたからです。

ちょうど展示車もありましたので、車選びは、問題はなく終了し、手付金の10,000バーツ、約4万円を支払い、手続きは終了しました。

その間、その営業担当とGoogle翻訳を交え、コミュニケーションしました。

また、サインした書類はほとんどタイ語だったので、その都度重要なポイントだけGoogle翻訳のカメラで確認しました。

納車までに一か月半かかるといわれましたが、日本で人気車が何年も待たなければならないことを考えれば、しかたがないと考えました。

その後の連絡は、会社のアプリがあるので、それをインストールするのと、営業担当をLineの友達にし、Lineで行うとのことでした。

ただしそのアプリはすべてタイ語なので、全く使いものにならず、すべての連絡は営業担当とのLineでのやりとりしました。

納車

申し込み手続きが終了し、ディーラーからの連絡を待っていましたが、一か月を過ぎても全く連絡がありませんでした。

まさかTOYOTAが手付金の4万円をだまし取ることはないと思っていましたが、不安になってLineをすると、まだ完成していないとのことでした。

一か月半とのことだったので、その期日まで気長に待つことにしましたが、一か月と10日くらいたったころ、急に営業担当からLineが入り、そろそろ車両が到着するので、一度ディーラーに来て、もっと入金してほしい旨の連絡がありましたが、納車でなければ二度手間になるので、断りました。

一か月以上も放置していて何の連絡もなかったのに、納車のスケジュールが具体的になってくると、急に、いつ来て入金するのか、頻繁に連絡してきました。

営業担当は元ホテルマンだけあって、とてもホスピタリティーのある人物でしたが、彼の上司、経理担当の従業員は、とてもTOYOTAのディーラーの従業員とは思えない接客ぶりでした。

私の想像ですが、納車が近づき、600万以上もする車両に対し、まだ4万円しか手付を預かってないことに上層部が気づき、外人にドタキャンされたらどうする!ということになり、その営業担当にプレッシャーを与えていたのかと思われます。

やはり言葉が通じない外人ということで、そういうドタバタになったのかと思います。

車を引き取りにディラーに行くと、営業担当は安堵の表情、経理担当が挨拶もなく、やってきて私を取り囲んで、入金をせまってきました。

バンコク銀行から振込、車両引き取りを無事に終えました。

写真のカレンダーと手帳をくれました。

コスト

バンコクは、車の価格が日本に比べ、少なくとも3割以上高く、レクサスであれば、倍以上の価格になります。

TOYOTA車では、アルファードが高級車として人気で日本円では1,000万以上します。

私の購入した「INNOVA ZENIX」はインドネシアで製造しているようで、比較的リーズナブルな価格で購入でき、車の性能としては、満足しています。

コストの内訳は下記の通りです(バーツ)。

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  1. 車両価格
    • 1,479,000
  2. 付属品
    • 8,250
  3. 登録料
    • 5,200
  4. 保険料
    • 25,000
  5. レッドナンバープレート
    • 3,000
      • 新車は、仮の赤いナンバープレートがつき、正式のナンバー登録は、さらに一月かかる為、その仮のプレートの為のデポジット。
      • 白い正式のナンバーが来たら、このデポジットは返金されます。
  6. Total
    • 1,520,450

赤いナンバープレート

新車を購入すると、写真のような赤いナンバープレートが割り当てられます。

このプレートは新車の証であるとと同時に、運転に対する制約がついてきます。

その制約とは下記の通りです。

  • 朝の6時から夕方の6時以外は、県をまたがっての移動はできない。
    • 私はバンコク在住なので、バンコクからその時間以外は出られないことになります。
    • 朝早くゴルフに行こうと思っていましたが、近場の高いゴルフ場しか行けないことになります。

さらに新車購入の際に写真のようなハンドブックを渡されます。

新車で赤いナンバープレートをつけている車が、他県に移動する場合は、時間に関わらずこのハンドブックに毎回、記録しなければなりません。

またバンコク内であっても、指定時間外、早朝、夜に運転する場合は、毎回このハンドブックに記録しなければなりません。

さらに、運転する場合は常にこのハンドブックを携帯し、警察官から要求があった場合は、提示しなければなりません。

白ナンバーに変更するのにパスポートの提出が必要

この利用者にとって何のメリットもない赤ナンバーから正規の白ナンバーに変更する為にTOYOTAが手続きをしました。

約一か月以上たったころ、営業担当から、手続きを完了する為にパスポートが必要だという連絡が入りました。

陸運局に一緒に行って、手続きするのかと思ったら、何と、数日預からせてほしいということでした。

パスポートを他人に預けることは、日本では考えられないことでしたので、会社が発行する預かり証がほしい旨、伝えましたが、そういうものはないということでした。

そこで営業担当がパスポートを取りに来た際に、預かり証代わりに写真を撮ることにし、その時撮った写真がこれです。

タイのナンバー交換は簡単

約一週間後、手続きが終了した旨の連絡があり、無事に正規の白ナンバーに交換することができました。

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白ナンバーに変更するのに、またTOYOTAまで行って、エンジニアに取り付けをしてもらうのかと思ったら、営業担当から今から私のマンションに来て交換するとの連絡がありました。

特別な工具で交換するのかと思ったら、小さなドライバー一本しか持ってきませんでした。

要するにプラスのドライバー一本で簡単に交換できるのです。

これでは簡単に盗まれるとも思いましたが、タイではこれが普通ということですので、そのまま作業してもらいました。

赤ナンバーの時に使用したハンドブックと引き換えに、登録証のような冊子を渡され、登録シールをフロントガラスに貼ってくれて、手続き終了です。

赤ナンバーは営業担当が回収し、TOYOTAに持って帰りました。

その後、購入時に赤ナンバー用のデポジットとして預けてあった3,000バーツが返金され、すべての手続きが完了しました。

個人的にはこの新車購入時の赤ナンバーのシステムは、まったく必要のないものだと思いました。

まとめ

バンコクの車購入に際しては、中古車も検討しましたが、水没しているリスクがあるとネットに出ているので、新車にしました。

ただ、知り合いが中古車を購入しましたが、信頼できるディーラーから、ヒストリーのわかる車を購入すれば、問題はないとのことでした。

私の新車購入のプロセスは日本との違いが多々ありました。

まず英語がまったく通じないことです。

そういう意味では新車にしろ中古車にしろ、日本人がいるディーラーから買った方がどれだけ楽であったかと思います。

また、バンコクではLineが普及しており、業者、取引先とのコミュニケーションはLineで行うケースが多く、TOYOTAとの連絡はすべてLineで行っています。

現在も定期点検、オイル交換等の予約はLineで行っています。

これは非常に便利だったというよりも、このLineプラスGoogle翻訳がなければ、ほとんどのコミュニケーションがとれなかったと思います。

最後に新車のナンバーは赤いことです。

このプレートは新車の証であるとと同時に、運転に対する制約がついてきます。

その赤ナンバーを運転時間と運転エリアの制約を受けながら、一か月以上も白ナンバーに変更すのを待たなければなりません。

また、わざわざ白ナンバーに変更するのにディーラーとアポイントを取り、付け替えるという作業が発生します。

ディーラーが自宅まで来て交換してくれましたので、交換そのものには手間はかかりませんでしたけど、いまだにこの制度の主旨はわかりません。

いずれにせよ「郷に入っては郷に従え」ということだと思います。

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