バンコク 運転のコツ

生活

バンコクの交通事情は、日本とは大きく異なります。

ただし、その事情と対処方を理解すれば、大きな問題なく運転できます。

圧倒的なバイクの数

一番大きな違いはバイクが圧倒的な数で周りを走ることです。

バイクは、車と車の間を縫って走っていきます。

まるでスターウォーズの宇宙船の周りを攻撃用のスターファイターが飛び交う感覚です。

また、その乗り方も千差万別です。

はっきり言ってあぶない人が結構います。

基本的にバイクをコントロールすることはできませんので、バイクが周りにいるときは、早めにウインカーを出して、急ハンドルを切らないことが大切です。

また、停車している時にも、前に行こうとして車と車の間を縫って進んでいきますので、前の車との車間距離を空けておくと大量のバイクがなだれ込んできます。

車に当てられても、そのまま逃げられますので、当てらないようにすることが大切です。

その為には、停車中は、バイクが入れないように前の車との間をつめておくことです。

また、バイクは基本的に、前に行こうとして、横をすり抜けていきます。

これは防止しようがないので、前後の車の位置を確認し、右、左のどちらをバイクが通っているかにより、逆にバイクの通り道を作ってあげることが大切です。

もしバイクの通り道がなく、自分の車がバイクの進行をブロックした場合、バイクは、車の後ろで進行方向を変えようとしますので、車の後ろに当たる危険性が出てきます。

交差点では、日本であれば、黄色で侵入しても、右側から車が発進してくることはあまりないと思いますが、バンコクではバイクが青信号を待たずにフライングして発進してきます。

交差点に進入する際は、信号が黄色に変わったら、必ず停止した方がいいと思います。

信号には、あと何秒で変わるかのカウントダウンが表示されていますので、むしろこの時間が5秒以内であれば、停車する準備をした方がいいと思います。

特に右折の際は多少の遅れはゆるされると思いがちですが、早く右折しないと右側から発進したバイクと衝突しそうになります。

Uターンが信号替わり

バンコクでは大通り以外は信号がありません。

信号のない交差点では、一応日本のように優先の車線がありますが、その車線の車だけを優先していると、いつまで待っても、自分の車が交差点や大通りに出ることができなくなります。

したがって、そういう交差点、通りでは、前に出れれば、ゆっくり前に出ていき、危険でない限り、優先車の進行を妨害してでも前に出ることが大切です。

つまり先に頭を突っ込んだ車が優先されるということです。

日本なら必ずクラクションをならされるパターンですが、やはり仏教国だからか、お互い様だからか、以外にスムーズに受け入れてもらえます。

大通りでも信号での右折が少ない為、一旦通り越して、Uターンして戻り、左折するというプロセスになります。

これにより、Uターンを頻繁にすることになります。

当然のことながら、行きと帰りのナビの案内が違います。

二車線の右折レーンで内側の右折レーンで右折をしようとすると、前の車がUターンをする場合があり、その車がUターンするまで待つか、車線を外側の右折レーンに変更しなければならないケースが多々あります。

私は二車線の右折レーンでは、必ず外側のレーンで右折するようにしています。

センターラインが変わる

そのときの渋滞状況に合わせ、車線の昇りと下りを写真のように信号により入れ替えるケースがあります。

自分の前の左車線が混んでいて、右側の車線が空いているので、車線変更して抜いて行こうとすると、実はそれは反対側車線になっているケースがありますので、注意しなければいけません。

さらに道路によっては、センターラインが消えているケースがあります。

これが、幅寄せ、割り込みの原因となります。

特に渋滞の際は、要注意です。

ナビがない

タイの車には、新車でもナビがありません。

どうしているかというと、タクシーも一般車も、スマホを前方のガラス部分にホルダーで取り付け、Google Mapsをナビとして使っています。

慣れるとむしろトヨタのナビよりよほど正確なので、いいと思います。

私の買った車には、CarPlayの機能がついていますので、スマホをつける必要はありません。

やはりこの方が見やすく、CarPlayの機能は必要だと思います。

Easy Pass

タイにもETCに代るEasy Passsというものがあります。

日本のようにクレジットカードに付帯されているようなものではなく、高速道路の入り口を入ってすぐ左に事務所があり、そこで手続きします。

必要なものは、パスポート、運転免許証です。

プリペイド方式で、登録を済ませたら、現金を支払います。

ミニマムが300バーツで5,000バーツまで入金できます。

その後は、また事務所に来て入金してもいいし、銀行のアプリで入金できます。

その際は10,000バーツまで入金できるそうです。

手続きが終了すると、簡単なキットをくれますので、これのシールをはがし、フロントガラスの中央に貼り付けて、セッティング完了です。

このキットはスライドして本体を取り外しできるので、洗車等の際には、盗まれないように取り外しした方がよいとのことでした。

下記の時間は休憩で受け付けできないとありました。

  • AM 8:30~AM 9:30
  • AM 10:30~PM 12:30
  • PM 16:30~PM 17:30
  • PM 18:30~PM 20:30

まとめ

冒頭申し上げた通り、バンコクの交通事情は、日本とは大きく異なります。

私自身は、ほぼ毎日運転しており、今や車のない生活は考えられません。

郷に入っては郷に従えということだと思いますが、運転に限らず、海外でうまく暮らしていくには、国の事情を理解して、それに合わせて暮らしていくことが大切だと改めて感じます。

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