私は麻布台ヒルズ レジデンスBの地権者であり、当初は2023年3月に入居する予定でした。
麻布台ヒルズレジデンスBは、コロナ及び三井住友建設の工事の遅延により入居は大幅な延期となりました。
2024年7月24日に再開発組合の臨時総会がありましたので、前回の地権者説明会以降の工事の進捗状況と今後のスケジュールを紹介します。
麻布台ヒルズレジデンス概要
森ビルが麻布台ヒルズオープンに先駆けて2023年11月21日に開いた麻布台ヒルズ購入者内覧会でのレジデンスに関するプレスリリースは以下の通りです。
森ピルは「都心に居住する」ということにこだわってきました。
住み、働き、遊び、学び、憩う、すぺ ての都市機能をコンパクトに複合させたヒルズという街で、都市生活の豊かさを目指してきました。
それこそが「ヒルズライフ」です。
“Green & Wellness” をコンセプトとする「麻布台ヒルズ」に住むということは、都市の先進性と利便性 を存分に享受しながら、圧倒的な緑の中で暮らすこと。
健康を支えるスパや医療施設、食品館、バプリッ クアートやギャラリーなど身近に文化が溢れ、自然と調和した豊かな環境では、心と体の健康はもちろ ん、より人間らしく、より豊かに生きることができます。
その中にある邸宅としての機能を極めた「麻布台ヒルズレジデンス」は、森ビルのノウハウを注ぎ込んだレジデンスです。
都心を見渡す眺望のほか、間取りや設備、デザインにおいて高いクオリティを追求し、日々を豊かに過ごす場所として、ゲストをお迎えする場所として、こだわりぬいた共用施設や、ひとりひとりに向き合うサービスを提供します。
- 総戸数 : 約 1,400 戸
- 専有面積 : 約 182,800 rrl (約 55,300 坪)
- 居住者数 : 約 3,500 人
麻布台ヒルズ森JP タワー (54~64 階)
レジデンス A (14~53 階)
レジデンス B (6~64 階)、
ガーデンプラザ (6~8 階)
レジデンスB
麻布台ヒルズレジデンスBは、虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合が東京都港区の再開発エリア「麻布台ヒルズ」に新設する地上64階、地下5階、高さ262.82m(最高262.82m)、総戸数約970戸のタワーマンションです。
当初は、森JPタワー、レジデンスA,Bの3棟が同時オープンし、麻布台ヒルズのランドマークとなる予定でした。
開発前は、現在の森JPタワーはA街区、レジデンスBはB-1街区、レジデンスAはB-2街区という呼称でした。
これは私見ですが、タワーの高さを考慮すれば、現在のレジデンスBは、工事の遅れがなければ、本来レジデンスAであったように思われます。
麻布台ヒルズオープン時に、レジデンスBがAより先にオープンするのは違和感があり、工事の遅れが目立つという考えが働いたのではないかと個人的には考えます。
工事の進捗状況
高さ
2024年6月19日現在、54階の床梁の取り付け工事を行っており、高さも地上200メートルを超え、順調に工事が進んでいるとのことでした。
64階建てですので、高さとしてはあと10階分を建てていくことになります。
外装仕上げ
この時点で36階まで進んでおり、年内に最上階まで完了する予定だそうです。
また、内装仕上げ工事や設備工事についても工程通り進捗しているそうです。
地下鉄連絡通路
六本木一丁目駅への地下鉄連絡通路の地上出入り口部分は、来年早々に共用開始できるとのことです。
このタイミングではレジデンスBの居住者はいませんが、麻布台ヒルズと地下鉄六本木一丁目を利用している方たちにとっては、便利になると思います。
完成及び引き渡し
このまま順調に工事が進んでいけば、三井住友建設から森ビルへの引き渡しが早まる可能性はあるものの、現時点では前回の説明会にあったように、森ビルから地権者への引き渡しは2025年10月末を予定しているとのことです。
状況を考慮し、年明けに最終判断をするそうです。
今後の総会、説明会スケジュール
今後以下のような説明会やミーティングが予定されています。
2025年1月からは、入居に向けてさらに詳細に特定建築者としての森ビルと詰めていくことになります。
特に私は、当初森ビルから提示されたフロアープランを大幅に変更していますので、竣工検査に伴う購入物件の室内チェックが非常に重要になってきます。
上棟行事開催
2024年9月28日 (土) 麻布台ヒルズ森 JPタワー 34 階スカイルームにて。
9月中旬に建物の上棟を予定している為、建築中の建物および工事状況の見学及び森ビルと地権者の懇親会を実施するとのことです。
竣工日の通知
2025年1月頃
竣工日と森ビルから地権者への引き渡しスケジュール
引っ越しに関する説明会
2025年2月頃
引っ越しルールや日程の説明
再開発組合臨時総会
2025年3月頃
入居説明会
2025年4月頃
サービスとルールに関する説明
付帯施設(駐車場等)の申し込み
竣工検査
2025年6月頃
購入物件の室内チェック
再開発組合通常総会
2025年7月頃
まとめ
「都心に居住する」というと、一般的には、都会のコンクリートに囲まれた殺伐とした生活イメージがありますが、麻布台ヒルズ購入者内覧会での森ビルのプレスリリースにあったように、麻布台ヒルズレジデンスは、“Green & Wellness” をコンセプトとする「麻布台ヒルズ」に住むということであり、都市の先進性と利便性を存分に享受しながら、圧倒的な緑の中で暮らすということです。
森ビルは、麻布台ヒルズには、身近に文化が溢れ、自然と調和した豊かな環境があり、都心でありながら、心と体の健康はもちろん、より人間らしく、より豊かに生きることができると定義してしています。
レジデンスBの工期は、大幅に遅延しましたが、森ビルが特定建築者になることにより、完成建物の瑕疵担保責任やアフターサービス、遅延補償については、三井住友建設ではなく、森ビルが負う立場になったこと、何よりも地権者とのコミュニケーションを丁寧に行ってきたことが、地権者に安心感を与えました。
このまま順調に工事が進んでいけば、三井住友建設から森ビルへの引き渡しが早まる可能性はあるものの、現時点では、森ビルから地権者への引き渡しは2025年10月末を予定しており、さらにそれまでの具体的なスケジュールを明示していただいたので、非常にスムーズな臨時総会でした。