私は、タイ政府が運営しているタイランドエリート(現在はタイランドプリビレッジ)というメンバーシップを購入し、20年の滞在ビザを手に入れました。
タイは、マレーシアが事実上廃止した、リタイヤメントビザの制度をまだ維持しています。
私はその資格要件を充たしていますが、あえてそのメンバーシップを購入しました。
なぜなら、現在リタイヤメントビザ制度を有していた国々は、年々その制度を廃止したり、資格要件を厳格化しています。仮に今はリタイヤメントビザで滞在できても、一年更新ですので、制度が変われば、それ以上の滞在はできなくなります。
タイランドエリートも2023年10月1日より、タイランドプリビレッジに制度変更し、大幅な値上げにふみきりました。
例えば私の取得した20年VISAつきの会員は、私が約400万円で取得したのに対し、タイランドプリビレッジでは、約2,000万円と5倍に値上げしています。
しかし、もはやお金の支払いにより、安定したビザが取得でき、数々の移住サポートのサービスがあるのは、私の知る限りでは、タイランドプリビレッジしかないと思います。
このページではそのポイントを紹介します。
正規代理店のHISを利用しましたが、その対応はスピーディーでとてもスムーズでした。
制度変更後のタイランドプリビレッジの詳細は、HISの専用サイトのリンクを参照願います。
タイランドエリート – タイ 長期滞在 ビザ | H.I.S. タイランド (his-thailandprivilege.com)
申し込みからの流れ
- HISにオンライン申請
- タイランドエリートへの申し込み(HIS経由)
- 約1か月待機
- タイランドエリートのApproval Letter到着
- HISよりクレジットカードの支払いリンクが送られ、そのリンクから会費の支払い。
- タイランドエリートからWelcome Letterが到着。
- タイランドエリートからCertificate Letterが到着。
- HISが予約代行した日に大使館に行き、パスポートにビザを添付。
- 待ち時間もなく、応対も丁寧でスムーズでした。
- 入国時、VIP待遇を受け、ファストトラックにより入国、その際、タイランドエリートのメンバーシップカードを受け取る。
- タクシーの手配、携帯電話SIM取得のヘルプもしてくれました。
ビザの受け取り方法は下記の3つです。
特権入国ビザ
特権入国ビザでタイに滞在する権利が与えられ、5年以上(最長20年)のマルチプルビザを取得することができます。
手書きの部分があるのにおどろきました。
マルチプルビザとは、出入国の回数に制限のないビザのことです。また、通常の出国要件なしで1年間の長期滞在が可能です。
出入国時の優待サービス
入国の際は、専属のエリートパーソナルアシスタントがゲートで出迎えてくれて、専用カートで専用到着ラウンジまで送ってくれます。
スワンナプーム国際空港は大きく、旅客でごった返していますので、非常に助かります。
ファストトラックにより出国審査カウンターや手荷物受取所を通過し、手荷物はエリートパーソナルアシスタントが受け取りタクシーに積み込んでくれます。
出発の際には、ファストトラックにより、入国審査を通過してラウンジまで案内され、免税店での買い物の手伝いまでしてくれます。
銀行口座開設
タイ最大手の金融機関バンコク銀行、もしくはカシコン銀行での口座開設が可能になります。
私はバンコク銀行のシーロムの本店のジャパンデスクで開設しました。
日本語堪能な行員に対応してもらい。スムーズに作れました。キャッシュカードを作ると手数料がかかるので、スマホアプリにより、ATMで入出金のできるCardlessのシステムに申し込みました。
最初はカードがないと不安でしたが、慣れると簡単です。
運転免許証書き換え付き添い
タイランドエリートのサービスとして、運転免許書の書き換え付き添いはとても助かりました。
英語には自信がありますので、それぐらい自分でできると思っていましたが、念のためと思ってサービスを利用しました。
人によると思いますが、してなければ、私は大変苦労したと思います、ひょっとすると、何度も出直すようになったかもしれません。
タイランドエリートに事前の必要者類のチェックとDepartment of Land Transportへの事前提出とアポイントメント取りをしていただきました。
必要書類に健康診断書がありますが、私は血圧が高かったので、ドクターが書いた高血圧のコメントを削除する旨の指示がDepartment of Land Transportからあったとタイランドエリートより連絡があり、違うクリニックで健康診断をやりなおし、コメントなしの健康診断書を取り直しました。
当日はエントランスで待ち合わせ、手続きはすべて写真の女性が代行し、最終の免許書の受け取りまで立ち会ってただきました。おおまかな流れは下記の通りです。
- タイランドエリートによるDepartment of Land Transport/チャトチャック地区への手続きのアポイント取り。
- タイランドエイリートから、必要書類の一覧が送られ、それを準備する。
- タイランドエリートが事前チェック、不備があれば修正のやりとりをする。
- タイランドエリートがDepartment of Land Transporに書類を事前提出。
- 当日に現地でタイランドエリートのスタッフと待ち合わせし、基本的にはそのスタッフが手続きをほとんど行う。
- 運転適性テストとビデオ視聴を経て、免許証が交付される。最終の交付までスタッフが立ち会う。
必要書類
※コピーにはサインが必要です。国際免許は必須ではありません。認められれば、ビデオ視聴が免除される場合があります。
90日レポート代行
タイに居住する外国人には、入国から90日ごとに「90日レポート」を入国管理局に提出する必要があります。提出が遅れると2,000バーツの罰金が科せられます。
タイランドエリートに入会すれば、この90日レポートの提出も代行してもらえます。
そのほかにも、タイに居住するために必要な複数の行政手続きについて、代行依頼が可能です。