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麻布台ヒルズレジデンスB そのフロアー構成は?ファシリティーは?制振構造とは?

不動産

オープンが遅れていたレジデンスBの建設は、来年の竣工に向けて順調に進捗しており、 2024年9月には建物の上棟が完了したので、麻布台ヒルズJPタワー34 階スカイルームで地権者の懇親会が催され305名が参加しました。

そこでは上棟行事ということで、工事の進捗状況はもとより、フロアー構成、共用ファシリティー、建物の安全性への取り組みの説明がありました。

私としては、ファシリティーの豪華さ、便利さもさることながら、昨今の南海トラフ地震の可能性が指摘される中、地震の多い日本の高層ビルとして、その安全対策にも関心しました。

※上棟

一般に建築において、柱や梁など建 物の基本構造が完成し、 最上部で屋根を支える“棟木“(むなぎ) と呼ばれる部分を取りつけること。

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上棟行事の流れ

2024年9月28日 (土) 11: 00~14: 30 麻布台ヒルズ森JP タワーで催されました。

森JPタワー

完成した森JPタワーに入るのは初めてでしたので、ここで紹介します。

麻布台ヒルズ森JPタワーは、東京都港区麻布台一丁目にある超高層ビルで、「麻布台ヒルズ」の中核を担うビルです。

高さは325 mで、日本一高い超高層ビルです。

日本で初めて高さ300mを超えた超高層ビルである大阪市阿倍野区のあべのハルカス(高さ300.0m)を抜いて日本一になりました。

デベロッパー・設計は森ビル、施工は清水建設。外観デザインをシーザー・ペリ率いるペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツが担当しました。

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52 階オフィスフロア 11: 00~12: 00

52階からの眺望

オフィスフロアから B-1 街区を含む麻布台ヒルズ全体を観ることができました。

また、 ここでレジデンスBの工事状況および建物構造等 の説明がありました。


34 階スカイルーム 11: 30~14: 30

ヒルズハウスのある34階のスカイルームにビュッフェ形式の昼食、フリードリンクが用意されていました。

Dining33からお見上げをいただきました。

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レジデンスB フロアー構成

6階から64階、計970戸の住宅が入っており、30m²台のコンパクトな住戸から、400m²に近い住戸まで幅広いサイズの住戸を揃えています。

さらに13階~18階に位置する168戸は、短期滞在ニーズにも対応する家具付き短期賃貸「サービスアパートメント」として展開しています。

事務所は、3階から5階に入っています。

共有施設としては、64階にラウンジや知人を宿泊させることのできるゲストハウスがあり、2階には、ラウンジ、シアタールーム、フィットネスジム、キッズルーム、会議室といった共用ファシリティーがあります。

地下1階から4階は駐車場及びトランクルームとなっています。

森ビルの安全・安心への取り組み

以下は、安全・安心への取り組みに関する森ビルによる説明及びホームページからの引用です。

「安全・安心」は、地震や台風などの災害多発国である日本の最重要かつ喫緊なテーマです。
首都・東京を襲う直下型地震の発生確率も高まっています。

森ビルは、「逃げ出す街から、逃げ込める街へ」のコンセプトのもと、大規模再開発の特性を活かして、災害に強い安全・安心の街、開発地域のみならず周辺地域への貢献も果たす防災拠点を目指し、オープンスペースや交通インフラの整備など、都市基盤の整備をはじめ、ハード、ソフトの両面にわたる様々な対策を講じています。

大地震に対応した制振装置

超高層ビルの地震の揺れを軽減させる対策として、制振装置は非常に有効です。

3棟の高層タワーには、適切な制振装置を導入することで、東日本大震災や阪神・淡路大震災レベルの地震が起きた場合でも、安心して事業継続が可能な耐震性能を備えています。

六本木ヒルズ森タワーでは、高度な制振装置により、阪神・淡路大震災や東日本大震災レベルの地震でも柱や梁を健全に保ち、事業や生活が再開できる国内最高グレードの耐震性能を有しています。

これにより、風揺れから大地震までの揺れを大きく軽減させ、高い安全性と快適な執務空間や居住性を実現しています。

事実、東日本大震災時も、51階のレストランではワイングラスひとつ倒れることはなかったとのことです。

自家発電システム

建物には万が一のために自家発電システムも導入しています。

「森JPタワー」の地下にはコージェネレーションシステム(CGS)と地域冷暖房施設を導入しており、各街区にも非常用発電機を設置しています。

帰宅困難者受け入れ

災害などにより、周辺エリアで帰宅困難者が発生したときに約3,600人が一時滞在できる、約6,000m²の受入スペースを確保しています。

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まとめ

オープンが遅れていたレジデンスBの建設は、来年の竣工に向けて順調に進捗しており、 上棟行事が催され、工事の進捗状況はもとより、フロアー構成、共用ファシリティー、建物の安全性への取り組みの説明がありました。

レジデンスB フロアー構成は、6階から64階までは、森ビルと地権者が所有する住宅となっており、事務所は、3階から5階に入っています。

他は共有ファシリティーになっています。

個人的にはゲストハウス、ラウンジ、トランクルームが共有ファシリティーとして魅力があると思いました。

またファシリティーの豪華さ、便利さもさることながら、昨今の南海トラフ地震の可能性が指摘される中、地震の多い日本の高層ビルとして、「逃げ出す街から、逃げ込める街へ」のコンセプトのもと、制振装置による揺れの軽減、自家発電システム、そして帰宅困難者に対する約6,000m²の受入スペースの確保といった、安全対策にも関心しました。

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